リフォームの見積り⑧～始まったらやめられない
前回の続きです。
私が見積りと図面を持って内容について説明しました。工事の内容を順に説明していったのですが、給排水設備工事のところで以下のような会話がありました。
私 「40年前ですから、下水配管は塩化ビニール製なので大丈夫でも下水桝はコンクリート製です。コンクリート製の桝の底 はモルタルで塗ってあり、年月が経つと割れていたり、陥没したりしていることがほとんどです。配管がはずれていることもあります。水回り全て工事しますからコンクリート桝は全て取り替えるように見積もっています。それで、給排水設備の工事費が高くなっています。」
施主「エッ、全部取り替えるのですか？」
私 「ええ、工事が終わってから詰まったりしたら困りますから…。配管は家の床下に通っていますが…。もしも、詰まったら 床をめくらないと修理できませんよ。」 と私の説明を聞いた施主は
施主「他の業者は下水管や桝について何も言わなかった…。」 と言ったのです。
私には意外だったのですが、他の2業者は下水管もコンクリート桝もそのまま使うという内容だったのです。
普通の家では下水桝は家の外に設け、主配管も外を通っていますが、この現場では敷地が狭く一部の主排水管は床下を通っているため、床下の桝も含めて入れ替える見積もりを出したのでした。
結局、40年経った下水桝を入れ替えることに納得され、工事を依頼されたのです。
次回は、リフォームの見積り⑥～経験談3、三業者の内容は です。
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