相見積りのムダ⑥~見積りは誰がする?2
「相見積りしないでどう施工業者を決定するか?」
それは、自分で施工業者の情報を集めることだと思います。
今ではインターネットで情報を集めるのが、当たり前の時代です。業者のホームページを見ても損をするようなことは書いてありませんが、下調べには向いていると思います。
では、ネット情報のどこを見るのか?都合の悪い写真が掲載してあることはありませんから、竣工写真は重要ではありません。工事で一番大事なことは、完成したら見えない場所をちゃんと作っているかです。
一番わかりやすいのは、何年営業しているかでしょう。ダメな業者ならとっくに廃業しているからです。新しい会社なら、そこで働いている人の経験、特に責任者の経歴は重要な情報です。経験した時間はウソをつかないからです。
下調べしたら、その業者にあって直に話をすることです。ネット時代に古いと思われるかもしれませんが、建築工事は今でも手作業です。大事なお金を託す人に会い、確かめることは重要だと思います。
建築工事は、数年でなくなるモノではありません。何十年と使用するモノです。⑬の最後に書いたように、安い業者を選ぶことではなく、しっかり工事する業者を選ぶことが大事なのです。その業者を選ぶために相見積りをすれば、必ずいい業者を選ぶことはできるとは限らないと思います。