相見積りのムダ⑥~見積りは誰がする?2
建築工事に見積りが必要な理由は、建築工事が基本「一品生産」だからです。他に同じモノはありませんから小さな工事でも見積りを出して金額を決めることになります。
では、その個々の見積りは誰が出しているのでしょうか?
見積りするには、図面から使用材料の数量を計算できることとその工事の施工費がわからないとできません。見積りは○○工務店や△△建設が全て計算していると思われるかもしれませんが、実はそうではないのです。
もともと、住宅のような身近な工事は大工の棟梁が仕切っていました。棟梁は大工工事を見積り、他の業種がだした見積りを合わせて工事費を出していました。
今では依頼主(施主)に見積りを出すのは、元請けと呼ぶ○○工務店や△△建設などですが、各工事に見積りを出すのは今も同じです。