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集成材の疑問⑮~集成材に合った作り方を

鈴木敏広

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テーマ:集成材

①に「本当に集成材で作れば施主(消費者)にとっていい家が出来るのでしょうか?」と書きました。住宅にとって集成材の利点は精度よく乾燥した材料が出来る程度ではないでしょうか?

⑦に書いたように強度は普通の木材で十分ですし、特別大きな材料は住宅にはいりません。それよりも⑫に書いた生物材料としての本物の木材の人に対しての良さが失われることの方が問題ではないでしょうか。また、⑪に書いた接着剤のことについては、本当に大丈夫でしょうか?

集成材は木材ではなく新しい材料と考えるべきではと私は思っています。いまの集成材で作っている家は、今まで木材で作っていた作り方をそのまま集成材に変えただけです。集成材と接合部に金物を使用する工法が増えていますが、私はこれにも疑問があります。

③に書いた出雲ドームのような大きく太い材料で大きな空間を作ることは、集成材の利用としては最もすばらしい利用方法と私は思っています。
材料の特性を考えて集成材だからできる家、集成材だからこう作りました、という新しい家づくりにしないといけないのではないでしょうか?

集成材⑮

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鈴木敏広(一級建築士)

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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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