調湿11~水蒸気はどこへ
2000年頃から普及した窓のペアガラスは断熱性が高くなり、窓ガラスで結露しにくくなりました。
それまでの普通のガラスの家では、冬に暖房をかけると部屋の温度が上昇して水蒸気の量が増え、その水蒸気を含んだ暖かい空気が外気で冷やされたガラス面に当たり冷えて露となり、窓ガラスはビショビショになりました。
しかし、空気中の水蒸気はビショビショになった分は減っていたことになります。
変な事を言っているとは思うかもしれませんが、例えば普通の窓ガラスの家の人がリフォームして窓ガラスをペアガラスに変えた(壁などの断熱の工事はしない)とします。いままでの生活をすれば空気中には同じぐらい水蒸気がありますから、ガラス面で結露しなくなっただけ水蒸気は余り、他の場所で結露する可能性が増えるのではないか…と考えているのです。
次回は「調湿3~湿度調整はしなくていいのか?」です。
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