木造にこだわる理由６～木材率
木目には「f分の１のゆらぎ」があります。f分の１のｆとは周波数の事です。ｆ分の１はfの逆数ですから周波数の逆数（振動数）の事です。つまり、f分の１のゆらぎとは振動が規則正しくないことになります。
このゆらぎが、なぜ人に快感を与えるかは分かっていませんが、ろうそくの炎の揺らめき、蛍の光、小川のせせらぎなど自然界にはたくさんあり、むしろあるからこそ自然、生物といえます。
自然のモノにはf分の１のゆらぎがありますが、生物だけでなく手作りのものにもf分の１のゆらぎがあります。機械で作った精密なものにはこのようなゆらぎはありません。そう考えると、家の80％以上を工場で作って現場で組み立て、品質の安定性を宣伝している住宅メーカーの家には内装に本物の木を使わない限り「f分の１のゆらぎ」はゼロに近いのではないでしょうか。
そのような「f分の１のゆらぎ」がほとんどない家は、生物である人が長期間使用するには向いていないと
私は思うのです。
次回は、『木造にこだわる理由６～木材率』です。
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