木造にこだわる理由１４～まとめ
工務店の名前も「まちの大工さん」と大工という言葉が入っているように、木で家を造っています。
私自身は鉄骨造もコンクリート造も造ったことはありますが、基本的に住宅は木造でしか造っていません。
このコラムを書くきっかけは「なぜ、木の家が良いのですか？」と聞かれたからです。
そんなことは当たり前と思っていたのですが・・・。
そういえば最近のお客さんに
「この木は桧ですよ。」と言っても、
「…そうですか。」というような返事しか返ってきません。
あまり関心がないか木について知らないようなのです。
20年程前のお客さんは木の事に詳しい方が多く「柱は全て桧です」というと喜ばれたものでした。
桧が水に強く、強度もあり、お寺やお宮などに使われる木だということを知っていたからです。
日本書紀に天照大神の弟、スサノオの尊がたくさんの木の種を日本に蒔いて日本の山を青山に変えたという話があります。尊はスギとクスノキは舟にマキは棺に、そしてヒノキは宮殿に使えと言ったと書かれています。日本人は桧が建築材として優れていることを昔から知っていたのです。
次回は、『木造にこだわる理由２～人も木も生物（せいぶつ）』です。
---------1955年以来の信頼と実績--------------
まちの大工さん 鈴木工務店
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