WB工法を採用して10年 その1~2015年2月 冬の朝に15℃の室温
冬に暖房を掛けていると窓ガラスに水滴が付きます。
これが結露です。つまり、空気に含まれる水蒸気が冷たい窓ガラスに当たって水滴になる現象です。窓ガラスにつくような目に見える結露を表面結露と言い、壁の中などで起きる目に見えない結露を内部結露と言います。
内部結露が注目されたのは、いまから40年程前に北海道で起きた「なみだ茸事件」からです。
冬がとにかく寒いので、壁の中に厚い断熱材を入れたところ、家の中の湿気が壁の中に入り、冷たい外壁の内側に当って結露し「なみだ茸」という菌を発生させ、柱や土台を腐らせた事件です。
「なみだ茸事件」は壁の中に湿気が入らないように防湿層を作らなかったのが原因の一つです。それまでは、薄い断熱材(もちろん断熱効果は小さい)を入れていたので、壁の中には空間があり、空気が対流して結露しにくかったのです。しかし、厚い断熱材を使用すると、空気は壁の中の空間が狭くて、対流できなくなり、結露したのです。
次回は、『WB工法を採用して10年 その5~余談② 逆転結露』です。
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