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続 つかさや工事日記3~トイレA 手洗器打合せ

鈴木敏広

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テーマ:つかさや工事日記

現在のトイレの洗面台の上に段ボールを広げて説明しました。
私  「段ボールと紙で天板と手洗器を作ってみました。おそらくこれぐらいの感じになると思います。」
つかさや大将(以降、大将と省略)「・・・。」
私  「思ったよりも手洗器が大きいと思うのですが・・・。」
大将「うーん、ちょっと大きいなぁ。」

つかさやさんの希望は、半分埋め込む手洗器。そのタイプは、サイズが28cmと42cmしかありませんでした。28cmだと小さすぎるので42cmで検討されていましたが、実際の大きさを見てみるとやはり大きいようです。


私  「埋込タイプはありませんが、一つ下の36cmはどうですか?サイズはその方がいいと思いますよ。」
大将「うーん。そうだな、一つ下にした方がいいかな。」

つかさやさんの希望の大きさと形がなかなかなく、悩まれましたが、直径36cmの手洗器と手洗器に合せて背の高い水栓に決められました。

私  「もう一つ、決めて頂きたいことがあります。手洗器の位置ですが、中央にすると両そでに30cm程の
    スペースができます。手洗器を左右どちらかに寄せると、片側が広くとれます。例えば、女性の方が
    バックを置くことを考えると右か左どちらかを広くとるほうが良いかなと思うのですが・・・。」
大将「そうだね。便器と反対側を広くとろう。」
つかさや②-3
ということで、カウンターの左から40cmほど開けて手洗器を設置し、手洗器の右隣に手拭用のペーパーが置けるように位置を決めました。


大将「ところで、天板の下の配管は見えないようにできるかな。できれば、今と同じように扉を付けて欲しい
    し。」

トイレAのみ土足で入るので、床は土間です。トイレのドアを開けると正面に手洗器があるので、配管が
見えるのが気になるようです。

私  「土間に水を流します?水を流すと木製のドアでは今のように傷んでしまいます。」
大将「土間に水は流さないつもりだよ。でも、掃除道具をしまう場所が欲しいから天板の下は収納にして
    欲しい」
私  「では、天板の下に扉を付け、収納にしましょう。床が平だと戸の裏にホコリがたまってしまいます
    から、扉の裏でタイルを一段上げて戸当たりとホコリが入りにくくするのはどうでしょう?」
大将「それでお願いします!」


次回は、「続 つかさや工事日記4~トイレA 着工」です。


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専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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