階段2~A階段が多いわけ
階段は、2階建ての住宅にとって1階と2階を結ぶ重要な通路です。
30~40年前は、1階が食事をして家族が集まる場所。2階は小さく、寝る場所で、今ほど使われていませんでした。しかし、最近の住宅の多くは、1階にキッチン、リビングなどの家族で使う部屋、2階に寝室や子供部屋などの個室を配置します。2階は寝るだけでなく、重要な生活の場所となり、1日のうちで2階へ上がる人がいない家は考えられません。
生活の場である2階には、何も持たないで上り下りするより何かを持って上り下りすると考えないといけません。階段は廊下の延長として考え、上がり易く、安全な階段にすることは大変大事だと思います。
私が設計する階段はほとんど下の図のような階段です。
真っ直ぐ上がり、折り返しで一段上がり、また真っ直ぐ上がる。本当は折り返し部分をB階段のように一段にしたいのですが、場所が一段分いることと、15段で上がりたいためです。2階床まで15段で上がると勾配が42度近くになり、上がり降りし易いからです。
次回は、『階段7~手すり』です。
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