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危ない吹き抜け8~床の前提条件

鈴木敏広

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テーマ:危ない吹き抜け

耐震計算には、いろいろ種類がありますが、一般に使われている木造住宅の計算は壁量計算で行われています。その前提条件は前回の通りです。この項目の中に、床に関することが二つあります。

3. 2階の床、小屋組みの面が水平で剛性(固く強い、変形しにくい)があること
5. 大きな吹き抜けがないこと

つまり大きな吹き抜けのある家は、壁量計算では計算に向きません。他の計算方法で行わないといけません。

危ない吹き抜け8

壁量計算では、2階の耐力壁で受けた力は剛性のある床に流れ、分散された力を1階の壁に伝えることで耐力壁が力を発揮することとしています。壁量計算を可能にしている条件、耐力壁の量と配置だけではダメで、床の役割(床の剛性)はとても重要だということです。
次回は、「危ない吹き抜け9~昭和8年の家の補強工事」です。

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鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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