危ない吹き抜け2~雑誌の吹き抜け
床に吹き抜けがあれば、吹き抜け部分に力を伝えることはできません。吹き抜けがない場合と同じように、力を分散して一階の耐力壁に伝わるとは考えられません。逆に、吹き抜け周りの床と壁に大きな負担が生じることになると思います。
記事の例も、床の釘を二倍打つなど吹き抜け周りの強度を上げています。これは、吹き抜け周りの床の強度が落ちない、床が変形しないようにしているためだと思います。ということは、吹抜け周りの床が負担する力は大きくなり、一階の吹き抜け周りの壁にかかる、伝わるということです。
実大実験で、吹き抜けありなしで家ごと試験をしないと、吹き抜けがあっても、家の強度が下がらないことが分らないのではないでしょうか?
次回は、「危ない吹き抜け7~教科書通りの家」です。