訪問リフォーム業者が来た!2~瓦の見方
最近は新聞記事のように、雨漏りすると言って不安をあおる例が多いようです。
毎年、私のお客さんから訪問業者に言われたと言って電話があります。
私 「雨が漏っているのですか?」
お客さん 「漏っていない」
私 「では漏ってから電話して下さい」と返事をします。
なぜなら、漏っていないのに漏るところを特定することなどできるわけないからです。
雨漏りした時は、天井裏に入り、雨が漏っている痕跡を見つけます。それから屋根に上がって、雨漏りしている場所を探します。シロアリ被害も同じです。シロアリがいないのにシロアリの被害が出るとは言えません。雨漏りもシロアリも「たぶんそうなる」では工事できないのです。たぶんとかおそらく雨漏りすると言って、雨漏りしなかったらウソをついたことになります。ウソをついて工事をし、お金をもらえば詐欺になってしまいます。雨の量が少ないなどという理由を付けるのなら、どんな気象条件で雨が降れば雨漏りをするのかをはじめに説明すべきです。
雨漏りは、雨が漏るからの雨漏りで、雨漏りしていないのなら雨漏りではありません。当たり前のことです。下から見て、雨が漏るか、漏らないのかわかる人などいません。屋根に穴があいている。瓦が割れているなどない限り、絶対に漏るかわからないのです。
と言うことで、次回のコラムのタイトルは「雨漏り」です。