Mybestpro Members

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

リフォームの時代⑧ 現場を知らないと設計もできない

鈴木敏広

鈴木敏広

テーマ:リフォームの時代

リフォームがこれほど広まった今も同じです。リフォーム専門店に行って仕事を依頼しても、小さな工務店や職人が工事をするのです。リフォーム専門店の社員がするのではありません(もちろん中には職人がリフォーム店の社員をしている場合もあるかもしれませんが多くの専門店はそうではないようです)。

リフォームという言葉が広まる前、修理修繕、改築、増築などと言われていた頃と変わらず、現場で工事する人は同じなのです。たくさん増えたリフォーム業者のほとんどには職人はいません。職人は簡単に増えないからです。

           

工事ができない、分らないだけではありません。リフォームするということは、現状のどこかを解体することです。当然どこを解体してから工事するか、解体の方法を知らないと工事どころか、設計も見積りもできません。解体の方法を知っている人は誰かといえば、つくることができる職人しかいません。つくった人は解体もできるからです。ですから、職人に現場を見てもらわないと設計図通りに工事できるのか否か、また、見積りも出来ないのです。
リフォーム工事は、現場の工事を知らないと何もできないのです。

            

次回は『リフォームの時代⑨ 経験談 たくさん人が見に来た』です。


リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼