リフォームの時代④　お金の流れ

三つ目の理由は、お金の流れです。
国は、リフォームの時代③で書いたように家の寿命の延ばしたい為か、ここ数年、たくさんのリフォームの補助金政策をしています。リフォームポイント、耐震補強工事の補助金のようにリフォームすればポイントやお金が戻ってくる政策。悪質リフォームを防ぐためのリフォーム保険制度、既存住宅の現況検査員、またこの春からリフォームの長期優良制度も始まります。

このように国のお金が新築工事だけでなく、リフォーム工事に流れるようになったのです。お金といっても補助金は税金ですが、少し前までリフォームの補助金など考えられませんでした。95年の阪神大地震のあと無料耐震診断が行われるようになったことが始まりではないでしょうか。
　　　　　　　　　　　　
お金が流れるので、この際自分の家を直しておこうと考える人が増え、業者が増えました。それに合わせて材料もリフォーム用の建材などがカタログに載るようになりました。耐震補強金物もリフォームに向いている物が増え、リフォーム工事がし易くなったのです。
お金が流れるようになって建築業界も変わったのです。
次回は『リフォームの時代⑤　増える業者』です。