Mybestpro Members

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

うちのつくり方6 ~①-3 経験談~

鈴木敏広

鈴木敏広

テーマ:うちのつくり方

その① 住まいは特別なモノ

①-3 経験談
以前、私の現場のそばで住宅メーカーが家を建てていました。プレカット加工なので、現場工事はドンドン進み、工事は内装工事まで進んでいる様子でした。ある土曜日、朝から職人の姿がなく、代わりに朝から住宅メーカーの社員が出たり入ったりして掃除しているようでした。
          う15
その日の午後、施主の家族が見学に来ていました。内装工事まで進むと、床下、天井裏、壁の中など肝心なところは、見る事はできないので、自分の家の構造がどうなっているのか施主は見る事ができません。同時にどんな職人が自分の家を建ててくれたのか知らないままです。
このように見学はイベントの一つ、工事は自由に見せないのが当たり前なのです。
          う16
私が子供の頃、父に連れられて工事現場に掃除に行くと、施主の方が10時、3時とお茶を出してくれました。帰る時にも挨拶に見えて、気軽に職人と話をしていました。毎日会いますから、職人もこの人の家をつくるのだと知っていますし、必ず見に来ますからどんな仕事をしているか知っています。自然、職人は手を抜かず腕をふるって仕事します。いい仕事しようと思う訳です。
          う17

次回は、『①-4現場を見に来て下さい~うちのつくり方~』です。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼