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うちのつくり方1 ~はじめに~

鈴木敏広

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テーマ:うちのつくり方

「うちのつくり方」とは私の工務店『まちの大工さん』の住まい(家)のつくり方という意味です。今回から、『まちの大工さん』のつくり方について、掲載します。ただし、他の住宅建築業者のように工法、技術についての話はありません。私の考えや大事にしている事は、最近の住宅建築業者と違う家つくりをしていることですが、その理由を書いていきます。


うちのつくり方

はじめに
まちの大工さんでは昔ながらの住まいづくりをしています。昔ながらと言ってもつい最近まで、どこでもしていた家の造り方で、大工が構造材一本一本から加工し現場で組み立てる『木造軸組工法(日本で1000年以上使われている工法)』のつくり方です。
               う1
最近の住宅建築業者は、プレカット加工(工場で材料を加工し、現場で組み立てる)やハウスメーカーのように工場でパネル加工して現場で組み立てる事がほとんどとなりました。今まで手で加工していた小さな工務店は、廃業やハウスメーカーの下請けになるなど自分で材料を加工しなくなりました。加工場は持たず、道具を車一台に積み、現場へ行く大工が増えてしまいました。私の工務店『まちの大工さん』のような自分で加工して『木造軸組工法』で建てる住宅建築業者は本当に減ったのです。 
               う2                      
「プレカットの方が安い、手間のかかる手加工をなぜしているか?遅れている。」などと言われますが、私は当面やり方を変える気はありません。それは「うちのつくり方」の方が良いと思っているからです。
それは、手で加工するといいことがたくさんあるからです。
               う3
次回は、最近の住宅建築業者に多いつくり方に対する『うちのつくり方』との比較と私の疑問です。

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鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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