マイベストプロ山梨
伊藤龍吾

「日本人の心」を追求する空手指導のプロ

伊藤龍吾(いとうりょうご) / 格闘家

新國際空手拳法道「士衛塾」山梨県支部

コラム

~士衛塾空手を通して、伝えたいこと 3 ~

2019年3月28日

テーマ:伝えたいこと

コラムカテゴリ:スクール・習い事



~士衛塾空手を通して、伝えたいこと~

士衛塾山梨の門下生に向けた、私からのメッセージを過去のニュースより転載します。

2017年12月号 士衛塾山梨ニュースより

 11月7日より、士衛塾山梨内の最上級クラスである「TEAM甲斐疾風(かいのかぜ)」の練習を始めました。
 記念すべき第一期のスタートにご参集いただいた皆様に感謝を申し上げます。
 このクラスには、週末に大学の受験を控えていたり、親御さんと相談をし、色んな約束事をしたり、仕事の都合をつけたりして参加してくれたメンバーがいます。本当にうれしい限りです。このチームのメンバーが欠けることなく続いていく事を願っています。全日本・世界を獲りに行きます!
 ただひとつ、勘違いしてもらっては困るのが、月二回の甲斐疾風練習に出ていれば、それで良い訳ではありません。支部や本部の通常練習、そして上級選手クラスの練習があってこその甲斐疾風練習です。そこを疎かにしてこのクラスは成り立ちませんし、この練習だけで強くなろうというのは虫が良すぎます。「強さ」とは様々な練習に対する地道な努力と継続の上で成り立っていくものです。
 厳しい練習をするので、本人と参加者の安全を期すため、練習中に気の緩みが出た人は、次回から遠慮していただきます。また、他のクラス(通常練習・上級選手クラス)の練習を疎かにする人も遠慮していただきます。また、上級選手クラスと同様、甲斐疾風練習に出ることができる人は本部登録者のみです。ご注意ください。

 10月には極真拳武會様主催の「廣重杯」が行われました。極真拳武會の廣重毅会長は、独自の理論に基づく稽古法と生徒の個性を伸ばす指導法でたくさんの王者を育て「名伯楽」と呼ばれています。廣重先生が仰った言葉で「大会は人を育てる」というのがあります。大会には様々な協力があってこそ。主催者・スタッフ・審判・選手・親御さん・各団体等々。大会という真剣勝負の場が、スタッフを育て、審判の技量を上げ、選手を強くし、勉強の場を提供します。「大会」とは勝ち負けの場だけでなく、「育つ」場です。ぜひ積極的な参加をお願いいたします。

 士衛塾では様々な大会を提供しています。山梨では、蹴拳杯、士衛塾全体では、クリスマスカップ、後藤杯、I.N(朱鷺)カップなどです。最低限これらの大会に参加していただけると大変ありがたいです。特に山梨独自のものとしては、「蹴拳杯」と「鏡びらき」のみです。この二つについては、黒字にはなっていません。参加費以上のものを返せていると自負しています。ぜひ都合をつけてご参加ください。

 11月後半には、極真館様主催の大会があります。ここで「型」の全世界青少年大会に出場する藤巻美琴。4月の全日本で入賞したため世界大会の切符を手に入れました。そして、12月のKWU世界大会に伊藤帆南が出場します。世界の極真空手の最高峰の試合です。どちらも士衛塾では、初めてのことです。そして、極真以外の選手としても異例のことです。

 数ある山梨の空手道場の中でも、世界に繋がっている道場は、ほんのわずかです。「単なる町道場では終わらせない」が、先代の木村越山総裁が常々言っていたことです。
 小さい子から高齢者まで、健康維持からアスリートまで、個々の目的に合わせ、どんな風にも対応できるのが私たちの強みです。現役選手が指導するため他の道場の先生と違い、想像で教えるのではなく、実体験を基に教えることができるのが、私たち指導者です。
 スポ小や部活動で全国大会に行けますか?世界大会に行けますか?そこで入賞できますか?世界チャンピオンになれますか?
 士衛塾山梨には、そのような選手はたくさんいますし、士衛塾山梨は、それができる場です。
 士衛塾の「塾」は、学び舎のことです。江戸時代の「寺小屋」みたいなものです。ここでは、単なる「空手」だけでなく、時間をかけ、空手を通して、人生で必要な様々なことを学んでいく事ができます。スポ小でも部活でも、学習塾でもないからこそ、出来るのです。

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伊藤龍吾

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