全国想いのこもったお墓デザインコンテスト

2016年12月5日

コラムカテゴリ：冠婚葬祭

コラムキーワード：お墓

全国想いのこもったお墓デザインコンテスト

　全国の優良石材店で組織されている全優石は、「全国想いのこもったお墓デザイン墓石コンテスト」を毎年開催し、今年で22回目。今回ご紹介するお墓は、静岡市の市営沼上霊園に建立され、全国トップのデザイン大賞に選ばれた玉村様のお墓です。
　このお墓は、デザインに凝ったものでもなく、豪華さや派手さもない、ごくシンプルな平面型の洋型墓石です。墓石の表面には、5歳のお孫さんが描いた祖父母との思い出の絵が彫られているもので、素朴で温かみが感じられ、ほほ笑ましい家族愛、幸せ家族、家族の絆が込められたお墓として評価されました。
　これまで、一般の人が建てるお墓は、和型と呼ばれる三段型のお墓か、洋型と呼ばれるオルガン型の二種類で、いずれも画一的な規格型のお墓しかありませんでした。
　死者の供養塔として建てる伝統的なお墓作りを否定するものではありませんが、お墓は死者の供養塔であると同時に、残された人の心のよりどころとして、より大きな役割があると思います。
　故人をしのび、いつまでも忘れずに語り継ぎ、家族の歴史を伝える大切なお墓。亡き人との精神の触れ合いの場でもあり、集い、報告し、感謝し、先祖を敬う気持ちを育む大切な場所です。それにふさわしい佇まいを持った、みなさまの”想い”を込めたお墓づくりのお手伝いが出来たら幸いです。