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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話2070《まずは自国の文化や作法の理解を!「和食マナークイズ」の解答》

2021年10月8日

テーマ:和食テーブルマナー

コラムカテゴリ:くらし

稲穂が黄金色に色づき首を垂れ、あちらこちらで稲刈りが行われています。
毎年繰り返される平和な光景ですが、近年この時期になると「かぼちゃ」が話題になりますね。

10月末のハロウインデーを楽しむ行事は、大変盛んになり、クリスマスやバレンタインデーに匹敵するようになりました。

もちろん外国の文化をおおらかな気持ちで受け入れ、それを巧みに商売に利用し、経済を活性化することは良いと思いますが、反面自国の素晴らしい文化が影を潜めていくのは寂しい限りです。

アナログの私には、このような国が幸せになれるとは思えません。

まずは自国の作法や文化を正しく理解し、それを次世代に伝え、世界に発信していくことが本来の国際化時代にあるべき姿だと考えます。

前回の和食マナークイズの解答です。


①テーブルマナーは食べるという行為に「心の美しさ」を加味したものといわれていますが、具体的に「心の美しさ」とはどんなことでしょうか。
総合的に考えられる要素をできる限り多くあげて下さい。

・周囲への心配り(料理人、同席者、食器、食材、文化など)
・感謝とコミュニケーションで楽しく、美味しく
・美しい作法、言葉遣い、身だしなみ
・食べ方、姿勢(顔が正面)そして指先が大切です
・「美味しい」を態度で表す
・料理を一口サイズでいただく
・盛り付けを崩さず食べる

※食事とは命があったものと真剣に向き合うこと
※食べ方は生き方の鏡


②日本では昔から「結納の儀式」や「結婚式」には「蛤の吸い物」や「鯛の尾頭付き」が供されてきました。ではなぜ蛤や鯛が食材として使用されたのか?
それぞれその理由を挙げて下さい。

・二枚の貝殻は同一個体でないと合わないので夫婦和合、貞操教育を行った 
※婚礼には徳川吉宗が用いたといわれています 
※ひとつの貝に、二つ分の身を載せますが、これは「仲の良い夫婦」を意味します

・鯛は紅白の身体をしていて、それが邪気払いになるから。
※赤いのはエビを食べるから
・他に愛でたい、栄養価高いという理由もあるようです
・七福神の一人恵比寿様が鯛を釣っているからという説もあります
※「オカシラ」は「尾頭」と書き、一匹丸ごとの魚を指し、頭から、しっぽまでが整った新鮮な魚です。

③和食の作法は「箸に始まり箸に終わる」といわれるほど、美しい箸使いに重きを置いていますが、美しい箸使いから得られる効能を思いつくまま挙げて下さい。

・手先が器用になる
・脳の発育が促進される
・姿勢がよくなる
・見た目がよく好感もたれる
・食べ残しが少なくなり、sdgsにも貢献できるかも 
・咀嚼回数が大幅に増えます 
※総じて人格形成につながります 
※箸置きを使用してください
 
④日本の結婚式には昔から「赤飯」がつきものですが、ではなぜ結婚式に赤飯なのでしょうか?理由を考えて下さい。

・古来小豆の赤色は邪気を払うといわれています
※昔は小豆やささげではなく「赤米」を神様に備えていたようです
それが江戸中期になって、米に小豆を入れて色付けしたといわれています
※赤飯に載せる「南天」の葉は防腐効果と「難を転じ、福を呼ぶ」といわれています


⑤「嫌いなものは無理に食べさせる必要はない」
これにつきましては後日「マナーうんちく話」で詳しく触れてみたいと思います。

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