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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1390《食べ物にも思いやりを!復活させたい「勿体ない精神」》

2017年1月12日

テーマ:和食テーブルマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: テーブルマナー

突然ですが、世界中に「日本食」とされる飲食店が幾つあるかご存知でしょうか?

農林水産省の調べでは約88650店に上るそうです。
多くの国で、健康志向を背景に大幅に伸びているそうですが、ユネスコの無形文化遺産への登録も功を奏したようです。
加えて、訪日外国人旅行客の増加で、日本食への関心が高まっているとか・・・。

世界中の人々から和食が愛されるのは誠に嬉しいことですが、では本家本元の日本では如何でしょうか?

年中行事との関わりや箸や器に込められた和食の精神文化も薄れ、さらに食べ方もお世辞にもいいとは言えないのではないでしょうか。

前にも触れました「コケッココ(鶏)症候群」を始め、和食のマナーも褒められたものではないようですね。

箸を正しく持てる人が少なくなりましたが、箸と器の持ち方になると正しく扱える人が圧倒的に少ないのが現状だと痛感します。

加えて「食品ロス」が多いのも考えモノです。
だから「飽食の国」と言われるわけです。

食べ物は命に直結する非常に神聖なものですが、本来なら食べられる食品が大量に廃棄されるのは、飢餓で苦しんでいる何億人もの人にとって甚だ失礼な話ではないでしょうか。
「カラスの勝手では済まない」と思うのですが・・・。

家庭や施設や飲食店での食べ残し、コンビニやスーパーなどの販売店での売れ残り、さらに期限切れ在庫などの食品ロスを減少させる大掛かりな取り組みが必要と考えます。

企業と家庭双方での取り組みが必要でしょうが、特に食品ロスの中で大きなウエイトを占める家庭での廃棄には、日頃から家族みんなで関心を持つことが大切です。

一人ひとりが意識を高めることが必要不可欠でしょう。
また敏感すぎる鮮度志向も改めた方がいいような気がします。

「賞味期限」と「消費期限」の違いも正しく理解するとともに、自分自身の目や口や鼻で鮮度を確認できることも大切でしょう。

今年の干支は「ニワトリ」ですが、鶏はもともと東南アジアで飼育され弥生時代には日本に伝わったそうです。普段はあまり意識することはありませんが日本人とは非常になじみの深い鳥です。

時を告げ、美しい羽や尾や鶏冠で多くの人を楽しませてくれる存在だったわけですが、それが「コケッココ(鶏)症候群」と不名誉な名前が付くようではよろしくありません。

孤食・個食・濃食・固食を見直すとともに、なるべく食べ残しをしないように注意したいものですね。
一番のお勧めは和食のテーブルマナーを正しく身につけることです。

今年は美しい食べ方を心掛けられたら如何でしょうか。
色々な意味において人生が好転すると思います・・・。

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