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コラム
マナーうんちく話1358《美食の秋と格好いい食べ方のお勧め》
2016年11月18日
食べることや飲むことは生の根源に至ることです。
だから古今東西食べ方や飲み方について、より美味しく食べる方法、より楽しく食べる方法、より賢く食べる方法が研究されてきたわけですね。
さらに言えば、食べ方や飲み方に対する考え方にも神経が注がれてきたのでしょう。
本来のテーブルマナーの意義はここに存在すると思うのですが・・・。
そこで美味しい物を食べたり飲んだりする時には恥ずかしがらずに「粋」に決めて頂きたいと思うわけです。
調子に乗る必要は全くありませんが、恰好よく食べたり飲んだりするのはとても好感が持たれます。
だから食卓では格好良く振舞いたいものです。
ではどうすればいいのか?
場数を踏んで、ひたすら修練に励むのがいいでしょう。
西洋では日本と異なり食事に関する作法はとても厳しく躾られていると聞きますが、それはマナーの根源的な大切さをよく理解しているからだと思います。
残念ながら日本は、食の安心・安全に関しては大袈裟すぎるくらい敏感ですが、テーブルマナーはお世辞にも褒められたものではないと痛感します。
だから豊かな割には矛盾が多く、幸福度も低いのではないでしょうか?
家庭で子どもにテーブルマナーをしっかり教えて実践させれば、いじめも激減すると思うのですが・・・。
また、全国各地でA級グルメとかB級グルメ祭りなどが派手に開催され、賑わいを見せていますが、「グルメ」の本来の意味を正しく理解している人も少ないのが現状です。
加えて、特に飲食店などで、何かに付け「おもてなし」という言葉が氾濫していますが、その言葉もしかりです。
おもてなしの本来の意味を正しく理解すれば、おのずと格好いい食べ方に繋がります。
格好いい食べ方が身に付けば、自然に格好いい生き方になるでしょう。
日本人は他国に誇れる素晴らしい物を沢山有しています。
しかし食べ方が良くないのが残念でなりません。
「恰好いい食べ方がとても大切である」という自覚に立って、日夜努力するのもいいかもしれませんね・・・。
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