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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話418≪クリスマスプレゼント≫

2012年12月16日

テーマ:歳時記のマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

クリスマス商戦たけなわです。
子供に、恋人に、伴侶等などに何をプレゼントしようか?あれやこれやと迷われている方も多いと思います。

また、今年は何をプレゼントされるか?楽しみに待っている人も多いのでは。
いずれにせよ、クリスマスを介して、プレゼントを贈ったり、贈られたりする相手が存在することは幸せなことですね。

そもそも、日本にキリスト教がもたらされたのは、今から約450年前に、フランシスコザビエルが来日し、普及活動を始めてからだと言われております。

当時、織田信長はキリスト教の布教活動を認めましたが、その後は禁止しています。さらに、江戸幕府も、最初は黙認しましたが、やがて禁止令を出しています。

そして、明治時代になり、明治新政府がキリスト教を解禁したため、当時の近代的な市民倫理と合流し、全国に広まったわけです。
しかし、現在でも日本におけるキリスト教徒は数%です。

ただ、キリスト教徒は数%でも、クリスマスイベントは、世界の中でも最も盛大に、しかも早くから展開し、「クリスマスプレゼント」が飛び交う国になりました。

そこで、大変素朴な疑問ですが、神様(神道)・仏様(仏教)の国日本で、お釈迦様の誕生日には、お祝いをしたり、贈り物はしないのに、なぜキリストの誕生日にはプレゼントを交換するのでしょうか?

4世紀の頃、東ローマ帝国の司教であった聖ニコラウスが、サンタクロースのモデルだとされておりますが、彼は、貧しいが故に身売りをしなければいけなくなった娘の家に行き、その家の煙突に金貨を投げ入れました。

そして、その金貨は、暖炉の下に干してあった靴下に入り、その家は救われたという伝説が有るそうです。

この伝説を、明治になって作られた百貨店の賢い人が、年末商戦に取り入れ、大成功を収め、それに倣う店が続出し、日本独特の歳時記を作り上げたようです。

それにしても、最近の日本の子供は、本当に恵まれていますね。
先日バンダイが実施した、クリスマスプレゼントに関する保護者の意識調査結果が新聞に掲載されていましたが、それによると、子どもに買ってあげたいプレゼントはゲームソフトが一番で、予算は5000円から7600円の範囲でした。

不景気、不景気と言われますが、幼い子供には不景気は関係ないようですね。ちなみに2位は知的玩具、3位はぬいぐるみ・人形でした。

このように、クリスマスプレゼントは、日本の年中行事の中でも、最も売り上げが期待できる、最大のイベントとして定着しましたが、本来クリスマスを祝い、かつ相手を思いやる言葉を添えて送られる「クリスマスカード」は、日本では、あまり流行っていませんね。

ちなみに、クリスマスプレゼントを贈る際は、贈る相手や予算にもよりますが、「おめでとう」の気持ちを込めて、さらに贈る側だけの自己満足に陥ることが無いよう注意して下さい。

また、プレゼントを頂かれたら、相手の目を見て、笑顔で「ありがとう」の言葉を発して下さい。

子どもが、祖父母などからプレゼントを頂いた時にも、「お礼」をキチンと言えるようにしてあげて下さい。
「ありがとう」の葉書や手紙もお勧めです。





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