マイベストプロ岡山
平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話417≪年賀状のマナー≫

2012年12月15日

テーマ:歳時記のマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

年の瀬が押し迫って来ると、いよいよ正月の準備ですね。
年賀状の準備に取り掛かっている人も多いと思います。

12月13日のコラムで触れましたが、昔は12月13日に「正月の事初め」がスタートし、それから、お歳暮のやり取りなどが行われていたわけですが、今は、何もかも商業ペースに巻き込まれ早くなっています。

加えて、日本全国クリスマス商戦で盛り上がっていますので、正月の用意はクリスマス以後になります。
しかし、年賀状はお早めにどうぞ!

「人の心が、年の初めに届く国。」
郵便局の標語ですが、ほれぼれするような名文句ですね。
でも、年の初めに届くためには、12月25日までに出される事をお勧めします。
受付は今日{12月15日(土)}からです。

ところで、年賀状は、そもそも年始の挨拶に直接伺えない人や、遠方の人への挨拶状でした。

そして文章も、「初春のおん寿ぎ(ことほぎ)目出度く申し納めます」とか、「あら玉の年の初めのおん寿ぎを心より祝いあげます」のように、大変古めかしい文章が使用されていたようです。
それだけに、いかにも「日本の正月」と言った、改まった感じが醸し出されます。

正月の捉え方も、時代と共にすっかり変わりましたが、年賀状も大変カジュアルになった感があります。

しかし、なんだかんだと言っても、年の初めの改まった挨拶ですので、ポイントをしっかり掴んで下さい。

以前にも触れましたが、賀詞である、「賀正」「賀春」「迎春」等の2字熟語は、敬意が含まれていませんので、差し出す相手が同僚とか目下の人になります。

上司や世話になった人には、「謹賀新年とか」「明けましておめでとうございます」等がお勧めです。

また、「新年明けましておめでとうございます」は丁寧なようですが、「新年」と「明けまして」が重複しますので、いずれかにして下さい。

「元旦」は「1月1日の朝」の意味ですから、「1月元旦」とはしないようにして下さいね。

さらに、多くの方が印刷されると思いますが、出来る限り自分の文章で一言添えられる事をお勧めします。

賀状を出さなかった人から頂いたら、松の内(1月7日)までに届くように出して下さい。
時期を逃すのは感心しません。
期間内に届くよう心がけて下さい。

いずれにせよ、ネット全盛時代に、一見不合理とも思える年賀状ですが、手間暇かけて、あれやこれやと悩みながら、相手の事を思いながら、差し出すことに年賀状の意義が有ります。

そして、年の初めに年賀状が届くには、郵便局のご苦労もさることながら、先ず、物質的に豊かである事、平和である事、温かい心が有ることが前提になると思います。

差しだす側も、受け取る側も、「感謝の心」を大切にしたいものです。



この記事を書いたプロ

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

Share

関連するコラム

平松幹夫プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-4573-1062

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

担当平松幹夫(ひらまつみきお)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山のスクール・習い事
  4. 岡山のカルチャースクール
  5. 平松幹夫
  6. コラム一覧
  7. マナーうんちく話417≪年賀状のマナー≫

© My Best Pro