マイベストプロ岡山
平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話135≪敬老の日と長寿の祝い≫

2011年9月16日 公開 / 2012年4月17日更新

テーマ:歳時記のマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

冠婚葬祭の知識とマナー】 長寿の祝いの知識とマナー

今現在、日本全体、そして岡山県で100歳を迎えている人が何人いらっしゃるかご存知でしょうか?
また皆さんのお住まいの地域では如何でしょうか?
今回は9月19日の「敬老の日」にちなみ「長寿の祝い」のお話です。

日本は世界一長寿の国です。
長寿を祝う習慣は、奈良時代に中国からもたらされ、主として貴族階級の間で行われたのが始まりです。そして江戸時代には、すっかり庶民の間にも普及し、元服、婚礼と並び「三大祝儀」として定着しました。

ところで、長寿を祝うことは、「賀寿」「算賀」と言われます。
「賀」は祝うという意味で、「算」は年齢の意味です。従って長寿祝いとは、広く年齢に関する祝いのことです。そして昔は人生40年・50年の時代だったので、40歳が長寿の祝いの始めで、祝いの節目を迎えることは大変大きな喜びだったわけですが、今は日本人の平均寿命は84歳位になったので、70歳頃からスタートするケースが増えました。
ちなみに、六十歳の還暦は「赤ちゃんに還る」の意味で、赤色の、ちゃんちゃんこ・セーター・マフラーなどを贈ります。
また、70歳の祝いは「古希」ですが、これは「人生七十古来稀なり」からが由来です。そして紫色の座布団を贈るケースが有りますが、無病息災を表します。

また、昔は長寿の祝いは数え年で行われていましたが、今は満年齢の誕生日、その前後の休日等が一般的になりました。
そして、その祝い方は「当事者が主催する」、「親族が主催する」、「親族以外の親しい人が主催する」方法が有ります。また、最近ではサプライズを狙ったやり方もありますが、出来れば本人の意向を尊重したいものです。

お金を贈る場合は、表書きは「寿」、または「祝古希」「祝喜寿」等のように具体的な名称を書いても結構です。水引は紅白か金銀で、蝶結びを使用します。
贈るタイミングは、その年の初めか、誕生日がお勧めです。

○長寿祝いの名称
・還暦⇒60歳
・古希⇒70歳
・喜寿⇒77歳
・傘寿(さんじゅ)⇒80歳
・米寿⇒88歳
・卒寿⇒90歳
・白寿⇒99歳
・百寿⇒100歳

世界に前例のない超高齢社会が進展し続けている国、日本・・・。
今後、さらに長寿の祝いは多くなります。
今までの長寿に敬意を払い、「今後とも元気で心豊かな人生を歩んで下さい」との気持ちを込めてお祝い出来れば嬉しいですね。

「介護難民」「孤独死」「無縁社会」「高齢者の不在問題」等は先進国として大変恥ずべきことです。
「敬老の日」を契機に、「高齢者を敬うことの大切さ」を認識して頂ければ嬉しいです。

100歳以上の人、全国では47000人、岡山県では1000人を超えています。



この記事を書いたプロ

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

Share

関連するコラム

平松幹夫プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-4573-1062

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

担当平松幹夫(ひらまつみきお)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山のスクール・習い事
  4. 岡山のカルチャースクール
  5. 平松幹夫
  6. コラム一覧
  7. マナーうんちく話135≪敬老の日と長寿の祝い≫

© My Best Pro