コラム
仙台の行政書士より180530心のメッセージ
2018年5月30日
本日は午前中、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。午後は、メンバーの相談会とケア会議に出席いたします。
今日は、籠井淑江先生の言葉のご紹介です。
〈「不器用」という宝物〉
小学2年生のSちゃんは、給食当番の時、茶碗を目の高さにして、真剣にご飯をついでいました。初めての経験だったのでしょう。一緒にご飯のつぎ方を練習しました。彼女の真剣さは、「不器用とは、誠実という意味」だと教えてくれました。
図工の時間、自分の作品を紹介し合った時の事です。Sちゃんは、何をどう言えばいいのか分からなくなり、立ち尽くしてしまいました。私が代わりに言うこともできましたが、彼女は自分で言うことを選びました。2日目も言葉が出ませんでした。3日目、やっぱり出ませんでした。そして5日目、Sちゃんが意を決した表情で、「言う」と言うではありませんか。自分の作品を持ち、みんなの前に立ったSちゃん。彼女の緊張が伝わってきて、聞く子どもたちも緊張していました。教室の空気もふるふる震えていました。しばらくして彼女がささやくように説明をした後、教室は割れんばかりの拍手に包まれました。Sちゃんは、私の胸で泣きじゃくりました。
その後も彼女は、「誠実に不器用」であり続けました。いつしか周りの子も、とにかく自分で最後までやろうとするようになりました。「不器用」という宝物を持ったSちゃんが、飾らないままでいてくれたおかげです。
「人のまねをして成功するよりも、誠実に失敗しなさい」。大林宣彦監督が新人の女優さんにおっしゃった言葉です。
カテゴリから記事を探す
菊地茂プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。