コラム
仙台の行政書士より151022心のメッセージ
2015年10月22日
本日は午前中、建設業許可申請と心の障がい者の就労支援に関するそれぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、宮城野区役所で開催されます無料相談会で相談員を努めます。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
小学校の先生から伺った話です。子どもさんが、学校で問題を起こすと、場合によっては、保護者の方に学校に来てもらう事になります。昔は、担任の先生から「お子さんに対して、学校側としてこのような対応をしました。お家の方でもよろしくお願いします」と言われたら、「先生、ウチの子がご迷惑おかけして申し訳ありません。先生のご指導どおりやってみます。」で一見落着だったどうです。ところが、最近の親御さんにはこの方法では通じません。
今はどうするか?事情を説明した後に、シュンとなっている保護者の方に先生から「お子さんに、どう関わっていこうと思っていらっしゃいますか?」とまず問いかけます。すると、ほとんどの方が「先生、どうしたらいいでしょう?」と聞き返して来られるそうです。
そこで、あえて「お母さん、実はいくつか方法があります」と具体案を提示します。そして「どの案だとおできになれそうですか?」とさらに問いかけるのだそうです。「このやりとりをきちんとすると、保護者の方も納得されて帰られるので、いいみたいです」とのこと。
精神科医の岡田尊司先生も、その著書「人を動かす対話術」でこう言っています。「モチベーションというものは、本人が自ら主体的な選択を行ったときに、最も強力なものとなる」。一方的に相手から「こうすれば良い」と言われても、モチベーションはなかなか上がりません。問いかけられて、自ら選択できると、生産的な人間関係が生まれます。
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