コラム
「あともう一マイル」で自由と喜び
2012年8月7日
本日は午前中、入管法在留期間更新許可申請のため仙台入管へ、午後は、ジョブトライアル合同面接会に出席いたします。
今日は、前島誠先生の言葉のご紹介です。
悪人に手向かうな。……もし、だれかが、あなたをしいて一マイル行かせようとするなら、その一と共に二マイル行きなさい。[マタイによる福音書・5章39、41]
「一マイル行く」とは、何を指すのでしょか。
当時、ユダヤの国はローマ帝国の占領下にありました。そのためローマから役人や軍人が乗り込んできて、ユダヤ人に重税を課したり、いろいろ屈従的な規則で縛ったりしたのです。
その規則の一つに、ローマの兵士が公用で荷物を運ぶときには、その辺にいるユダヤ人に持っていかせてよい、というのがありました。ただし、その義務は最初の一マイルだけでよかったのです。
これはユダヤ人にとって、大変悲しい、またくやしい重荷でした。しかし規則ですから、皆いやいやこれに従っていたのです。
こうした現実に対して発せられたイエスのことばは驚くべきものでした。
「いっしょにもうあと一マイル行きなさい」
いやいや一マイル行くだけなら、それは奴隷的に義務を果たしたにすぎません、しかし自発的にあと一マイル行くことによって、最初の一マイルも自分のものにすることができるというのです。
そうすることによって、人はじめて本当の自由と喜びを得られるというのです。
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