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菊地茂

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菊地茂(きくちしげる) / 行政書士

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コラム

パニック発作への対応

2012年4月26日

コラムカテゴリ:法律関連

 本日は、障がい者福祉施設の研修会の講師として秋田県へ出張いたします。

 今日は、増田泰司先生の言葉のご紹介です。

 うつ病やパニック障害の方は、パニック発作を起こすことがあります。これは、突然強烈な不安感が襲ってきて、呼吸が必要以上に速くなり(過呼吸)、その結果、動悸やめまい、手足のしびれなどが起こって、身動きができなくなる症状です。
 呼吸を必要以上に行うと、血液中の二酸化炭素濃度が減少して、血液がアルカリ性に傾き、息苦しくなります。この時、脳が酸欠状態だと間違って認識し、さらに激しい呼吸を行い、ますます症状が強くなっていきます。これがパニック発作です。
 実はパニック発作で死ぬことはないのですが、本人は激しい動悸や息苦しさに、死ぬのではないかと恐れます。そのため、ますます呼吸激しくなり、症状が悪化するのです。
 また、いったん発作が起きるかと不安になり(予期不安)、これがまた発作を引き起こします。
 パニック発作が起きたときには、紙袋などを口に当て、呼吸の二酸化炭素を再吸入させましょう。また、うつぶせに寝かせるとか、膝を抱えてうずくまるとかして、胸や腹を圧迫し、激しい呼吸を鎮めましょう。
 また、そばにいる人は、背中をなでたり、「大丈夫だよ」と声をかけるなどして安心感を与え、不安を取り除いてあげましょう。


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