コラム
やる気のスイッチ
2011年1月17日
本日は、NPO法人シャロームの会のカフェ・ギャラリー「太陽とオリーブ」で心の相談会を開催いたします。
また、シャローム行政書士事務所では相続と建設業許可についてのご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉をご紹介いたします。
「やる気がないので行動できないのではなく、行動しないからやる気がでないのである」。これは行動心理療法で良く言われる事です。また最近ブームの脳科学でも実証されているそうです。
しかし、こう言われるとかえってやる気がなくなる人がいます。特にうつ的になっている人は、こういう言葉そのものが辛いかもしれません。バリバリ調子よく働いている理想の自分像と、調子のすぐれない現実の自分を比べ「とても、あんなふうに行動できない。こんな自分はだめだ」と現時点の自分を責めてしまうからです。すると憂鬱になり、やる気が出なくなってしまうのです。理想の自分と、現実の自分が一致していないと現実の自分を非難する傾向は誰にでもあります。しかし、そのクセは確実にやる気を低下させてしまいます。やる気の無いとき、人の感動的な成功談を見たり聞いたりしても余計気が滅入るのも同じメカニズムだと思います。
やる気のスイッチは確かに行動です。しかしその行動とは大きな行動ではなく小さな行動です。小さな行動がやる気のスイッチを入れてくれます。理想の自分をいったん脇に置いて、小さな行動を起こすと、やる気が向こうからやってきます。
脳科学者の池谷祐二先生の言葉です。「やる気とは出すものではなく、迎えにいくもの」
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