見ると見える
8月もあと少しで終わります。あっという間に受験シーズンに突入します。今のところ、京都コムニタスでは、まだ願書作りに全力を注いでいます。連日夜中までかかって作っていきます。提出書類は、当然のことながらただ書けば良いというものではありません。書くだけなら、過去の良いものはたくさんありますから、1時間もあれば書くことはできます。しかし、それではダメなのです。やはり、最後まで、自分のが何が言いたいか、これまでどこで何をしてきたか、それを元手にこれから何をしたいか、なぜそれをしないといけないか、なぜ自分がその資格を取らねばならないか、などなど、一つひとつ丁寧に丹念に積み上げねばならないのです。そうでないと、その人にしかフィットするものはできないのです。
研究計画作成が少し落ち着いてくると、授業外では、面接対策や論述対策等を見ていきます。対策とは言いますが、私がこの時期によく言っているのは、
「相手(受験校)に合わせることと迎合することは違う」
「最初の志を曲げない」
「今まで何をしたかを全部思い出す」
といったことです。どうしても志望理由の面接仕様版となると、文字にしてしまいます。それ自体はわからないわけでもないのですが、暗記してしまうと、かえって本番では厳しい状況に追い込まれる可能性が高くなります。具体的な話をすると、だいたい面接は一問1分程度で答えるのが相場です。これは、大学院受験や編入受験に限ったことではありません。1分と言えば文字数にすれば、400字程度を妥当とします。聞きやすいのは300字ですが、それでは情報が不足します。500字を1分で言うと、相手が聞き取れません。したがってその間くらいすなわち450字から500字未満程度で原稿を考え、あとはセリフを暗記するのではなく、伝えたいことを何度も練習します。
こういった状況になることを踏まえて、受験直前になると、当塾で勉強してきた数ヶ月を一度全部振り返ってみることで、かなり冷静に試験対策ができます。英語ではよくあることですが、授業で渡されたプリントについて、そのときは必死で訳を書くのですが、二度と見ないというパターンはよろしいとは決して言えません。残り数日で、一度でも二度でもやり直してみることは十分に意味があります。また必修では一通りのことはお伝えしています。あとは討論の練習が残っているくらいです。まず最初に振り返っていただきたいのは、自分の感情です。不安に始まって、今どんな感情を抱えているかを知覚し、不健康でネガティブな感情を処理しておく必要があります。
こんなことをしてはダメよ集で伝えたように、抽象的な言葉をやめて、できるだけ具体的にするように心がけましょう。ある程度の年齢になると、正しいことをするというよりも間違ったことに気づきやめていく事の方が優先されます。試験直前の今こそ自分の変え時です。
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