基礎の繰り返しと反復と継続
京都コムニタスも10年を越えて運営していると、臨床心理士になった人の数はかなりのものになりました。全国で2014年の報告では31291人、昨年は1601名合格、合格率は、ほぼ60%。資格更新者が75%ということを併せて考えると、これからも安定的に増えていきそうです。これはそれだけ、臨床心理士が魅力的な資格であることを意味しています。もうすぐ公認心理師ができますが、この資格は、臨床心理士の実績を下地にできることは疑いありませんので、これがどのような資格になるのかは、初動の段階でこの臨床心理士の3万人程度の人たちにかかっていることになります。できるならば、両資格が併存する形が望ましく、資格認定協会もそのようなニュアンスの発言が多いのではないかと思われます。
だとすると、今後の公認心理師も含めて、現在の臨床心理士のあり方は、今後の心理職のあり方と直結することになります。そうすると、臨床心理士としての資質はこれからも受け継がれていくことになりますし、公認心理師とあわせて考えると、もはや心理職のアイデンティティとも言えるものです。基本的なこととして、臨床心理士に求められる専門業務は、臨床心理査定、臨床心理面接、臨床心理的地域援助、臨床心理学的研究です。最近はセラピーを身につけることも必要です。精神分析的セラピーから、クライエント中心療法、REBTや認知行動療法も入ります。これらのうちのいずれかを習いたいという理由で指定大学院を選ぶ人はたくさんいます。龍谷大学は家族療法で有名ですし、REBTを学ぶなら聖徳大学ということになると思います。また臨床心理士はいつも「汎用性」という言葉が当てられますが、幅が広いことが特徴です。医療、司法(矯正)福祉、教育などなど、多岐にわたります。複数の専門性を持つとより良い活動ができるでしょう。これを2年で学ぶわけですから、指定大学院は非常に濃密な生活になります。また逆から言えば、時間が足りないとも言えます。それだけ充実した環境で資質を磨いていただきたいと願っています。
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