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海江田博士

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海江田博士(かいえだひろし) / 税理士

税理士法人アリエス

コラム

男の失速、女の加速―雑誌コーナーに見る男女の勢いの差―

2023年2月11日

テーマ:人生を考える

コラムカテゴリ:くらし

書きたいことを書く時間

東京に出かけたとき、利用する六本木ヒルズ下の交差点角にあるスターバックスコーヒー兼蔦屋書店は、私の書斎兼仕事場みたいなものである。朝7時のスタバ開店と同時に店内に飛び込み、お気に入りの場所を確保する。そして、これまたお決まりのスタバラテとドーナツとかサンドイッチといった適当な朝食メニューを注文しカウンター越しにトレイで受け取り席に戻ると、それから2,3時間ひたすら自分の時間を楽しむ。
楽しむといっても、朝食をとりがてらユーチューブを見て、それが終わると、主にビジネス書に目を通したり、こんな風にコラムやブログを書いたりするのである。書いたものは、情報発信(アウトプット)の材料でもあるので、半分趣味半分仕事のようなものである。仕事か趣味かの違いは、書くものの内容による、と言っていいだろう。まあどっちにしても、書きたいことをこうやって書いているのだ。



これが私の朝飯です。
後姿のご婦人は本文とは関係ありません。(その割にはしっかり写っていますが・・・)


しばし頭を休める

そうやっているうちに9時になると、スタバに2時間遅れで隣接する蔦屋書店がオープンする。そうすると私は、しばし書く手を止めて、プラっと本屋の方へ足を向けるのである。
私が確保している席のすぐ近くには雑誌のコーナーがある。平台の上に各種雑誌がズラリを並べてあるのだ。ファッション情報誌とビジネス系雑誌とは並べた台が分けてあるので、わかりやすい。
頭を休めたいときは、ビジネス系の方ではなく、ファッション情報系の方に足が向く。この平台には、男性向け女性向け両方の雑誌が並べてあるのだが、明らかに女性向けの方が数が多い。2対1くらいの割合で女性誌が広い面積を占有しているのである。


勢いを失ってきた男性誌

これらの雑誌を見ていて気付いたことがある。それは男性情報誌の方が年々少なくなっているということだ。ここ数年で、廃刊や休刊になったものが結構あることに気がつく。中には発行を2ヵ月に一回としたり、年数回に減らした月刊誌もある。
つまり、このところ、男性誌はめっきり元気がないような状態なのである。私は、買ってまで読む気はしないので、平台に置かれた男性誌をパラパラと見るのが、ビジネス書を読んだりものを書いたりする間のちょうどいい休憩になっていたのだが、その対象の雑誌がめっきり少なくなってきたのだ。
もう10年近く前のことだが、明らかに団塊の世代を狙った男性誌が次々と発刊されたことがあった。私よりやや上の世代を狙った企画で結構勢いがあった。
が、どういうわけかいくらも経たないうちに、ほとんどが廃刊になってしまったのだ。あれからしばらく経った今、さらに男性誌は少なくなっているようである。
出しても売れないのだろうから、無くなっても仕方がないとは思いつつ、いかにも寂しい状況である。立ち読みに近い読み方で、ただで恩恵にあやかっている私が文句を言ってもしょーもないのだが、手に取れる雑誌が明らかに減っている。



これが男性誌コーナー。
以前に比べて少ないです。


相変わらずに見える女性誌

が、しかしである。その男性誌の隣りに並べてある女性誌の方は、数が減っているようには見えない。男性誌に起きたような現象が、女性誌にも起きているのだろうか。
女性誌の方はつぶさに見てきたわけではないので、そこのところはよくわからない。しかし、発刊されている数だけ見れば、明らかに女性誌の方が、元気があるように見える。こんなところにも現代の状況が反映されているのだろうか。
世の中、男性受難の時代である。団塊の世代の男性は、ほぼ世の中のビジネスシーン第一線から退いてしまった。手持ち無沙汰で呆然としている男どもも多いことだろう。
しかし、そんなことには関係のない女性にとっては、ボゥーっとしている暇などない。その元気な立場が、ますます際立ってきている、というのが前述の雑誌の状況にも表れているのだろうか。



女性誌のコーナーの一部。


引っ張っていってください

男女の社会的ポジションの平等性について、日本は世界基準から見て随分遅れているとたびたび報道されたりしているようだが、元気かどうかという点においては、どうやら女性の方がはるかに勝っているように見える。私の身近なところでも、家庭においても職場でも明らかに女性の勢いの方が強い。男どもの方がなんだか押され気味である。
世の中の男性陣にはもう少し元気を出してほしいところではあるが、私はこれでいいとも思っている。男性誌を圧倒するほどあまたある女性ファッション誌に目を通すことで、女性陣には大いに美を磨いて欲しいし、そのバイタリティーで男どもを引っ張っていってもらいたい。
とまあ、こんななんとも情けない見解に行き着いたのが、今回本屋で気がついた現象に関する私の結論でした。




女性誌のコーナー。
男性誌の何倍もあります。

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