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コラム
荒唐無稽とも思える設定は何故?―「入れ替わり映画」に見るマーケティング的側面―Ⅰ
2021年4月19日
[立場を変えれば面白い世界が見えてくる]
少し前のことになりますが、新海誠監督の「君の名は」というアニメ映画が大ヒットしました。
これは男女の心と体が入れ替わるという設定のストーリーになります。
この「入れ替わりもの」というテーマは、映画の世界では一つのジャンルはとして昔から存在していました。
私がハッキリと覚えているのは、日本映画の「転校生」とアメリカ映画の「ビッグ」になります。
「転校生」は「君の名は」と同様、男女が入れ替わるというものでした。
一方、「ビッグ」は、まだ10歳くらいの男の子が、大人の自分と入れ替わるという設定です。
いずれも現実には起こるはずもない話ですので、一種のファンタジーと言っていいのでしょう。
では、どうしてそもそも荒唐無稽とも思えるこの種の設定の映画が、昔から作られてきたのでしょうか。
それは、
「人は、立場を変えることで、それまで気付きもしなかった実に興味深く面白い世界が見えてくる。」
からにほかならないからではないでしょうか。
それでは、何故
「立場を変えれば面白い世界が見えてくる」
のでしょうか。
それは前提として、
「人は、普通自分の立場でしかものを考えず、またその立場に応じた行動しかとっていない。」
からだろうと思います。
だから、ある日突然全く違う立場の人間に入れ替わったら、にわかに頭と行動がついて行くわけがありません。
誰しも、オタオタと慌てふためくことになり、そこがまた面白いのでしょう。
ところが逆に、時間が経つにつれ少しずつその立場を受け入れ慣れていきます。
全く違う立場だった人間が段々それっぽくなっていく、というのもまた面白さの一因かも知れません。
つづく
今日の川柳コーナー
◆配置換え やっても強い 女子チーム
◆コツコツと こなす力にゃ かなわない
配置換えをしましたが、やはり女子力は強そうで…
私と女性陣は、まるでうさぎとカメですな。
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