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コラム
その後も女性陣にはしょっちゅう怒られておりまして・・―もと秀才の行方・・昔はお勉強のできる子だったのだが・・―Ⅲ(おまけ)
2021年2月12日
[苦言を言われ続けている日常]
卒業生を送る在校生代表として、男の子と女の子それぞれ一人ずつ選ばれた小学1年生当時の私とひらはらより子ちゃん。
ただ彼女と並んで出席できるというだけで「ウヘウヘ」喜んでいた私に比べて、キリッとしっかり自分の役割について心得ていたのが、ひらはらより子ちゃんその人であった。
考えてみればこのときが、その後カミさんや事務所のナンバー2の女性税理士をはじめ、いろんな女性陣に頭があがらなくなった最初のきっかけであったような気がする。
その彼女たちには、日常的に次のようにいろんな苦言を言われ続けているのだ。
例えば、カミさんには、いつも
「あなたはいつも自分の尺度だけでものを考えるから、他人(ひと)の考えていることがちっともわからないのよ。もうちょっと相手のレベルを見て考えるようにしなさいよ。」
といわれる。
また、女性税理士には、しょっちゅう
「所長!夢みたいなことばかり追っかけていないで、もっとちゃんと足もとを見てください。事務所の現状はいろいろと大変なんですから・・」
といわれる始末である。
単に頭が上がらないだけではない。
私の場合、彼女たちがいてくれなければ、家庭も仕事も全く立ちいかなくなるくらい、大変な依存度なのである。
この困った「依存症」は、遠い昔、ひらはらより子ちゃんに怒られたときから始まっているのかも知れない。
あれが私の原点だとすれば、「因果なものだ・・・」と、或る意味感慨深いものがある。
まあ、あれから60年以上経ったけど、あのしっかり者のひらはらより子ちゃんはどうしているだろうか。
考えてみれば、あれが初めてのかすかな初恋のようなものであったのかも知れない。
でも、あの賢いひらはらより子ちゃんは、こんなアホな俺のことなどこれっぽっちも覚えていないだろうな・・・
遠い日の思ひ出は・・・
おしまい
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