- お電話での
お問い合わせ - 099-472-0620
コラム
有名観光地は今や大変な売り手市場ー蔓延する成功体験という劇薬ーⅠ
2019年8月16日
[日本中が「売り手市場」だった]
以前、イタリアのヴェニスが観光客の入込制限を検討し始めている、という記事が新聞に掲載されていたことがあります。
あまりの観光客の多さに、もともと地元に住んでいる人たちが悲鳴をあげているというのです。
日常生活にも支障をきたしているために、行政に対して入込客数の制限を要請している、と書いてありました。
ちょうど同じ頃、同様の現象が京都でも起きていました。
「京都・祇園の桜ライトアップ中止」という記事がやはり新聞で紹介されていたのです。
観光客の急増で地元が対処できなくなってきた、といった内容でした。
旅行は一つの贅沢だと思うのですが、それを楽しむことができる層が日本でも世界的にも増えているということなのでしょう。
ところが、その人たちが有名観光地に集中し過ぎて、現地では対応できなくなってきた、というお話です。
有名観光地は今や大変な売り手市場なのでしょう。
さて、「売り手市場」といえば、かつて日本中が「売り手市場」だった時代がありました。
私は、多くの経営者からそんな話を聞きました。
といっても、ほぼ70代以上の年配経営者のお話です。
例えば、車が急激に増えて、日本中にどんどん普及していった頃、車関係の仕事は完全な売り手市場でした。
徹夜で運転して仕入れてきたオンボロ中古車を、翌日には高値で売りさばいて儲かったという話や、修理の受注が多くてさばききれなかったといった話はよく聞きました。
鹿児島も観光地ですが・・・・
つづく
関連するコラム
- どこでやるのか、は大事?―考えてみよう、立地というブランド―Ⅲ 2017-05-31
- 根性が違う、100歳の経営者魂―店長を震え上がらせた祖母の営業トーク―Ⅰ 2017-04-11
- どこでやるのか、は大事?―考えてみよう、立地というブランド―Ⅰ 2017-05-29
- 突破できるのか、業界の常識というハードル―業界の常識は世間の非常識??―Ⅱ 2017-04-04
- 突破できるのか、業界の常識というハードル―業界の常識は世間の非常識??―Ⅰ 2017-04-03
コラムのテーマ一覧
- どーでもいいけど面白かったエピソード
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- どーでもいい話
- 危機管理について
- 専門性について考える
- 地方再生と地域活性化について考える
- ビジネスモデルについて考える
- 事業承継、後継者問題
- 新しい技術、時代について考える
- 業界について考える
- 歴史について考える
- 世代による考え方、行動の違いを考察する
- リーダーシップについて考える
- 日本の文化について考える
- 自分を振り返る
- 経営について考える
- 販売促進戦略
- 経営計画を考える
- コンサルティングについて考える
- 専門性を考える
- 新規事業(起業も含む)について考える
- ファッションについて考える
- 経済問題
- 人生を考える
- 社会問題
- 中小企業経営を考える
- 経営助言
- 経営革新支援
- マーケティング
カテゴリから記事を探す
海江田博士プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。