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コラム
シーズを見逃すことなく拾い上げる―すべてはシーズ(種)から始まるーⅢ
2018年9月18日
[一番悔しいのが「機会損失」という失態]
関与打ち切りに際して、最後の面談に訪問した時
「随分、何回もサインは出したのですが・・・」
と、お客さんに言われた今回の出来事。
今回の案件は、関与打ち切りによってこれまでの顧問報酬を失った、というばかりでは終わらない問題を含んでいます。
先方から言われるまでもなく、このお客さんに対しては様々なタイプのアドバイスに関する新たなサービス内容を考えていました。
以前から、現在ご提供している既存の仕事内容だけでなく、
「こういった新しいご提案はどうだろう?」
というところまで考えていたのです。
つまり、これまで提供していなかった財務上のアドバイスなどのサービスを加えることによって得られたはずの、将来的な報酬まで失ってしまったことになります。
これは、所謂(いわゆる)「機会損失」という奴に当たります。
仕事をやっていてこういうことが起こるのが、悔しいといえば一番悔しい出来事になります。
様々なシーズを現場から見つけてくるのは、最低でも月々お客さんをご訪問している担当者の仕事とということになります。
これが初動の第一歩と言っていいでしょう。
それを見逃すことなく気が付き、拾い上げるのは経営者の仕事です。
これが二歩目となるのです。
つづく
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