- お電話での
お問い合わせ - 099-472-0620
コラム
真ん中の経営者を引き上げる―2:6:2の法則について考える―Ⅳ(おしまい)
2018年1月23日
上位の2割というのはスタンスがかなりはっきりしています。
外からどうのこうの言わなくても、自分で何とかしていく人たちです。
問題は真ん中の6割なのです。
この層は、外から火をつけなければなかなか燃え上がらないという点が特徴です。
とはいえ、一番数の多いこの層が動かなければ日本の中小企業が変われないことも確かです。
彼らに対しては、誰かが経営革新へのヒントを示し、たきつけ、現状より成長発展するように、煽り続けなければならないのです。
その大事な役割を担っているのが、普段から地域に根差して仕事をしている税理士であり税理士事務所であると私は考えています。
ときとして、大人しめの経営者達から鬱陶しがられたとしても、参謀役としての会計人に課せられたその役割は大きいと思っています。
さて最後は、下位の2割です。
おそらく、この2割に関しては、周りがかなり頑張ったとしても火をつけるのは難しいでしょう。
ある意味変われないことに対する確信犯だからでもあります。
そういう生き方を選んでいる以上、外からその生き方を変えるのは難しいのです。
ひょっとしたら変わるかも知れない、くらいに考えて、距離を取っておくしかないでしょう。
こんな風に、会計人にとっては経営支援といってもいろいろなケースがあるのです。
今回述べてきましたような、2:6:2の原則に倣った場合、我々の役割は真ん中の6をできるだけ上の2に近づけるよう努力することになります。
そうやってクライアントである中小企業の世界を変えていくことで、日本の経済を下支えし、疲弊している地方経済を活性化させていくしかないだろうと考えているのです。
地方を支えていくのは中小企業経営者。写真は鹿児島市。
おしまい
関連するコラム
- どこでやるのか、は大事?―考えてみよう、立地というブランド―Ⅲ 2017-05-31
- 突破できるのか、業界の常識というハードル―業界の常識は世間の非常識??―Ⅰ 2017-04-03
- 根性が違う、100歳の経営者魂―店長を震え上がらせた祖母の営業トーク―Ⅰ 2017-04-11
- どこでやるのか、は大事?―考えてみよう、立地というブランド―Ⅰ 2017-05-29
- 突破できるのか、業界の常識というハードル―業界の常識は世間の非常識??―Ⅱ 2017-04-04
コラムのテーマ一覧
- どーでもいいけど面白かったエピソード
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- どーでもいい話
- 危機管理について
- 専門性について考える
- 地方再生と地域活性化について考える
- ビジネスモデルについて考える
- 事業承継、後継者問題
- 新しい技術、時代について考える
- 業界について考える
- 歴史について考える
- 世代による考え方、行動の違いを考察する
- リーダーシップについて考える
- 日本の文化について考える
- 自分を振り返る
- 経営について考える
- 販売促進戦略
- 経営計画を考える
- コンサルティングについて考える
- 専門性を考える
- 新規事業(起業も含む)について考える
- ファッションについて考える
- 経済問題
- 人生を考える
- 社会問題
- 中小企業経営を考える
- 経営助言
- 経営革新支援
- マーケティング
カテゴリから記事を探す
海江田博士プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。