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コラム
経営革新は自己否定なのか?―経営者にとって余裕は大切な資質―
2017年12月3日
[路線の変更は我慢ならない?]
例えば私の場合、税理士としての父の路線を否定するつもりなどさらさらありませんでいたが、そのまま踏襲することも考えていませんでした。
基本的には税務会計の仕事をこれまで通りこなしつつ、そこをベースとして新たな路線や切口を取り込んでいくつもりでいたのです。
にもかかわらず、私と父は時折激しくぶつかりました。
それは父が私の路線を否定にかかるというよりは、自らがこれまで続けてきた路線を変更させられることに我慢できなかった、という風に見えたのです。
データ処理には近代兵器を
[先代に求めたい「余裕」]
おそらくこれに近い現象は全国あちこちで見られることでしょう。
私が先代経営者に言いたいのは、表現の仕方や行動としての出し方がいろいろ不器用であったとしても、後継者は決して先代や先代の路線を否定している訳ではない、ということです。
後継者は、先代が築いてきたそれまでの有形無形の事業資産をありがたいと思い感謝もしています。
しかし、今の時代の流れの速さを思うと、先代の頃とは隔世の感があることも事実です。
引き継いだ事業資産を現代風にアレンジして運用していかなければならないのです。
また、周りからはさらなる成長発展も期待されます。
ただ、これに応えていくのは容易なことではありません。
何故なら、激変する今の時代というのが、先代が事業を成長発展させた頃より、格段に経営が難しくなっているからにほかなりません。
今は全国どんな業種であっても、後継者は引き継いだ事業を成長発展どころか守っていくだけでも四苦八苦していることだろうと思います。
先代経営者には、そこのところをもう少し鷹揚に捉えていただきたいのです。
若者だけでなく年配の経営者にもまた謙虚さや度量は求められるのです。
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