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コラム
歴史の虚妄について考える―フィクションとしての歴史に向き合う―Ⅲ
2017年9月15日
あの頃、大学受験で世界史を選択して勉強してから約40数年の月日が流れました。
今では、当時と比べると歴史の解釈は随分変わったのかも知れません。
余談ですが、思い出すのは世界史教科書の一番初めの方の項目です。
その中で私がはっきり覚えているのは、ギリシアの建築様式です。
ギリシア建築における柱の装飾には3通りあって、それはドーリア式、イオニア式、コリント式の3つのパターンである、と習いました。
社会人になって久しぶりに会った同級生に、何かの拍子に会話の中でそのことを
「確かギリシアの建築様式はこれこれだったよな。」
と話したら
「へぇー、そんなことよく覚えているな!」
と感心されたことがありました。
東大を卒業した秀才の彼にそう言われて、妙に照れくさかったことを印象的に覚えています。
しかし、せっかく覚えたこの建築様式とやらも、今ではどうなのでしょうか。
ホントにそんな風に分類できるのかどうか・・・今となっては、既にこういった様式の解釈も違ってきているかも知れないな、とも思います。
さて、こんな歴史解釈の変遷は、また勉強し直せば済むことではあります。
そんなに深刻な問題ではありません。
歴史好きには、それ自体面白い学習経験になるかも知れないのです。
つづく
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