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コラム
販売促進について考える―まだまだ手薄な地方企業における販売促進戦略事情―Ⅲ
2017年8月30日
営業というのは、まずこちらの存在に気づかせ、どういう存在なのかを知らしめ、何をしようとしているのかを的確に相手に伝えなければ始まりません。
そう考えると、営業として動くための、或いは動く前の前提条件が必要になってきます。
この、動く前の前提条件というのが、相手に伝えたい内容を明確かつ的確にアピールする販売促進活動、ということになってきます。
つまり「販売促進」というのはメインである営業活動をサポートするためにあるのです。
営業がスムースかつ効率的に行われるための援護射撃の役割を担っていると言っていいでしょう。
従って、これまで営業を必要としなかった或いは営業をしてこなかった商売(ビジネス)にとって「販売促進」というのはかなり縁遠い、分かりにくい分野かも知れません。
「営業活動を特にしなかった」ということ自体、真っ当なビジネス感覚としてはかなり信じられない事実なのですが、地方の中小企業においてはよく聞く話だったのです。
さて、企業にとって最も根幹をなす仕事である営業活動をサポートしていく「販売促進」というポジションを改めて考えるとすればは
「商品や製品あるいはサービスなどの提供において売り手側と消費者との間に立ち、これらがより円滑に届くように媒介するあらゆるものやこと」
と定義づけることができる。
つづく
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