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コラム
マーケティングの基本を考える―今日から使える易しいマーケティング―Ⅷ
2017年1月8日 公開 / 2017年1月18日更新
我々税理士の世界でいえば、少し前から要望が多くなってきた「経営計画策定」などがそれにあたるでしょう。
元々「経営計画の策定」などという項目は、税理士業務には予定されていなかったものであり、顧客もそんなことがやってもらえるとは思ってもいなかったのです。
しかし、顧客から見れば、税の専門家であると同時に数字も見ているわけですから、何かしらのアドバイスが受けられないものか、という需要はあったはずです。
潜在的な需要として「聞きたいけれども聞いていいものだろうか。」という状況が続いていたのではないでしょうか。
税理士の側の事情としては、これまで税務の範疇で十分食えたために、余計な分野まで手を広げようとは考えなかったのです。
近年になってようやく「経営計画策定」は、一般的な業務として認知されてきたといえましょう。
とはいえ、今のところ提供しているサービスの範囲は、コストの見直し、経費の削減、などの守りの提案が主であります。
また、この範囲でなければ、税理士が堅実といえるアドバイスを提供するのは難しいでしょう。
このように潜在的需要は、本業のすぐ隣にあることが多いのです。
またそれが遠く離れたものであればそもそも提供することが難しいでしょう。
この「すぐ隣にあるかも知れない潜在需要」を考えていくことはこれからの大きな課題になります。
つづく
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