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濱田英和

自動車板金塗装のプロ

濱田英和(はまだひでかず) / 整備士

アサヒ塗装工業株式会社

コラム

自動車鈑金・塗装が身近な場所に...

2016年6月18日 公開 / 2016年6月23日更新

コラムカテゴリ:趣味

こんにちは。神戸市西区にあります自動車鈑金・塗装専門店のアサヒ塗装工業の濵田です。


※大蔵谷インター下車直進すぐ右手にあります

前回のコラムで自動車鈑金・塗装とはどういうものか少しお話させていただきました。
しかしまだまだよくわからないと言われる方もおられると思います。
今回は誰もが1ヶ月~2ヶ月に通われてる場所 (世界 )を例に挙げて身近に感じてもらえたらと思います。

それは...美容室・理容室です。

私自身、たびたび自動車鈑金・塗装と同じ職人の世界だなとよく感じさせられます。
なぜなら、誰もが1度や2度カットしていただくスタイリストさんの腕次第でイメージしてた髪型や髪の色、その他パーマやブロー、シャンプーなど違和感を感じた事はないでしょうか?

美容界の事は、深くはわかりませんが私自身の目線から感じるには、専門学校を卒業し1人前の美容師になりお客様の髪をカットせてもらうようになるには早くても3年~5年、どんな髪型や流行の髪型など職人の領域に入るにはさらなる年月と多くの経験と技術の鍛錬が必要ではないでしょうか?
美容院・理容院に就職されてからは、店の掃除、器具の管理、シャンプーの練習、ドライヤーのかけ方、カラーをされるお客様の色の調合などを経てやっと人形の髪をカットしスタイリストへと成長していくのではないでしょうか?

鈑金塗装の業界も一緒です。
1人前の鈑金士・塗装士になるには、まずは、部品のバラし(脱着)や器具の使い方、安全性の確保、部品の名称や部品の取り付け位置など基本のところを車種別に重複して作業するところからスタートします。
その後鈑金士ならハンマリングやパテ付け(鈑金の材料)や溶接など徐々に難易度をあげていきます。
塗装士なら、色の調色、塗装までの準備、下地処理、そして塗装ガンでの塗装の作業など徐々に難易度をあげていきます。
これらの作業を重複し多くの車種や損傷難易度小さいお車~大きなお車を多くの経験をし1人前の鈑金士・塗装士へと成長していきます。
世の中では、職人になるまでは、7~10年かかるともいわれています。
そしてこのような職人が数少なくなってきているのも現実です。

ちなみに、1級金属塗装士の国家資格は実務経験7年以上がないと試験を受ける資格がありません。

※弊社では、6名の1級金属塗装士と兵庫県初の女性1級金属塗装士が在籍しております。




このように美容の業界と鈑金塗装の業界は職人の世界という共通点とお客様が仕上がりに対して直接目で判断できるところにあると思います。
違いがあるとすれば、華やかなイメージをもたれやすく身近に感じ取れやすい業界と日に当たりくく身近に感じにくい敷居が高いイメージが先行しがちな鈑金・塗装業界のところくらいだと思います。

現代では、一家に2台所有されてる事が当たり前になってる時代で一度自分の愛車に対して重ねて頂ければもう少し鈑金・塗装を身近に感じていただけるのではないでしょうか?

次回のコラムでは、現状の鈑金塗装業界と自動車保険についてお話させていただこうと思います。

アサヒ塗装工業
ホームページ
http://www.asahi-tkk.co.jp/

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