太陽光発電について⑬~二重設備(火力発電の代わりにはならない2)
今年の夏に買った本に、太陽光パネルの設置枚数が日本全国で2億枚設置されているらしいと書かれていました。
コラム「太陽光発電について①」に書いたように釧路湿原や阿蘇山の周りに設置されたり、私が通勤途中で見える山など平地が少ないので、日本中で同じように山の木を切りパネルを並べたため2億枚になったのでしょう。
国はCO2を出さないで発電するという理由で設置を勧め、東京都のようにパネルの設置を義務付けるようにしていますから、これからも増えますが、処分はどうするのでしょうか。
20年ぐらいで太陽光パネルは廃棄時期になるといわれています。太陽光パネルはずっと使えると思っている方がいると思いますが、それはありません。パネルの寿命と売電期間は10kwh以上は20年ですから、20年経つと廃棄するとなるのです。20年後の発電設備は自己消費するか電力会社に買ってもらうなどとなります。再エネ設備が増えていれば電力会社が買い取ることはないのではともいます。
現在の廃棄方法は「破砕」です。グチャグチャに壊して埋めるのです。それでは埋めるところはなくなってしまいますから、太陽光パネルのリサイクルも始まっています。しかし、リサイクル施設の数は令和6年時点で全国に67カ所、処理能力は11万㌧/年ほどです。
次回は、『太陽光発電について2 ③~太陽光パネルの構造と解体』です。
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