リフォームは工事中が大事⑧~壁を撤去したら近くに壁を
⑨で書いた隠蔽部分ですが、書いているとき思ったのですが昔の日本家屋に隠蔽部分はなかったと思いました。
昔の家は、基礎は柱の下に石、床下は開放されていますから覗けば分かります。壁は真壁ですから柱は見えているし、壁は土壁なので中まで土、天井裏に上がれば小屋組も見えます。2階の床はたたみ敷きなら畳をめくれば見えます。完成しても状態が確認できます。
戦前の家なら筋交いは入っていないですから、見ることが出来ないのは土壁の木舞下地だけでしょうか。構造体の確認がいつでもできるのですから、傷んだと思えば修理すればよく、手入れを怠らなければ何十年も使えます。
TV番組の家も築60年ですが、解体すれば補強もできる、木造在来工法の利点です。そう考えると現代の家は、仕上げ材をめくっても断熱材があったり、防湿シートがあったり、電気の配線は昔の家と比べられないほど入っています。昔の家と違って新しい家は現状把握だけで大変です。耐震補強は減ると思いますが、リフォームか簡単にできなくなると思います。
次回は、『最近のまどについて2①~えっ!トイレに窓がない』です。
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