リフォームは過程が大事⑥~営業A氏との会話その4~災害を減らすために
あの番組がキッカケなのか分かりませんが、工事後は工事前よりも印象が印象がいい、写りがよいようにすることが世間に広まったかもしれません。
私が昔、ゼネコンに努めていとき工事中の写真を撮りました。鉄筋の配筋、内装下地、工事状況などの写真を撮ったのですが、完成した写真は言われませんでした。理由は簡単です完成してからでも見えるからです。一番言われたのは隠蔽される場所、特に配筋写真でした。
コンクリート構造の場合、コンクリートの強度は工場で管理していますが、コンクリートを打設すると見えなくなってしまう鉄筋はスケールを当てて配筋本数や間隔を柱、梁、壁、床など各部の写真を必ず撮りました。
よく隠蔽される場所、しかも構造に関係することは何度も言われました。いまでも思い出すのは、名古屋市の仕事を初めてしたとき、市の監督さんに呼ばれ基礎の配筋写真の撮り方がダメだと指導されたことです。
配筋に対して斜めでなく正面から撮るように、斜めだと配筋のピッチが正確か分からないと言われました。合わせて全体の写真を撮るように言われました。
建築工事では、仕上がった状態などより出来たら見えない部分、隠蔽される部分が大事なことなのです。
ですから、2000年の改正以前の住宅である程度まとまったリフォーム工事の場合、耐震診断と補強が大事なのだと思います。
次回は、『リフォームは工事中が大事⑩~今年の法改正にはなかった』です。
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