リフォームは過程が大事③~営業A氏との会話その2~構造ブロック

鈴木敏広

鈴木敏広

テーマ:リフォーム

営業A氏との会話のつづきです。
私「ウナギの寝床の家なので、短辺方向の壁を何カ所かに入れないといけないのですが、工事後はそういった間取りでしたか?」と聞くと
A氏「短辺方向というと…」
私は、短い方向の壁と言って簡単な絵を描いて説明しました。

リフォームは工事中③

私「隣地との間隔もなく、細長い家ですから長辺方向は壁の量に困りません。大事なことは短辺方向の壁を何カ所か壁を入れて、構造ブロックを作ることです。」
A氏「構造ブロック?」
私「同じぐらいの面積がいいのですが、間口が2間か2.5間ぐらいと思いましたから、長い方の長さも2~2.5間の大きさに壁で仕切るのです。丁度、羊羹を同じ幅で切るようにするのです。そうすれば同じ大きさの立方体が並んだようになり、地震など力を分散して全体で受けることが出来ます。」
A氏「分散するので被害が少なくなる…。」

リフォームは工事中③-1

私「なぜ短辺方向の壁が重要かというと、短辺に対して長辺が何倍もある場合、被害が出るのは短辺方向に揺れたときで、長辺方向に倒れることは壁が多いので考えられないのです。」と言って紙に書いて説明しました。
A氏「なるほど…。」

リフォームは工事中③-2

次回は、『リフォームは過程が大事④~営業A氏との会話その3~細長いと割増』です。


YouTube公開しています。(https://www.youtube.com/channel/UCSOQJJSB9gBnpWeXIWnSacg)


---------1955年以来の信頼と実績---------------------------
      まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
-------------------------------------------------------------------------

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼