省エネ基準の改正について⑤~木造のビルが建っている時代
④で数世代にわたって長期間使用するには以下の条件が必要と書きました。
・共通の工法
・共通の寸法
・一般に売られている材料で作ること
一、二番目はオープン工法で建てることです。三番目は一般に売られている材料は、オープン工法の住宅で使用できないことはまずありません。
私はお客さんによく「住宅は一般に売られている材料で作らないとダメですよ。」と言います。なぜなら、直す時にどこでもいつでも手に入るからです。
住宅メーカーのように一般に売られていない材料で作れば、その材料がなければ直せないことになります。日本の大手メーカーは独自の材料をつくり独自の工法で建てています。その材料を作っている工場が被害に遭えば直せないことになります。
もう一つ疑問があります。メーカーは大量生産するために工場で部材を作り現場で組み立てる、現場作業を減らすようにしていますが、それで災害等で修理が必要な場合に現場で直せるのでしょうか。そこまで考えて作っているのなら、宣伝していてもおかしくないと思いますが…。
次回は、『「長期優良住宅制度」のギモン2⑥~クローズド工法の住宅について』です。
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