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鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

最近の家の作り方2⑩~接着剤の使用が増えた

鈴木敏広

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テーマ:住宅の工法

最近の住宅は接着剤の使用が増えました。私が30年ほど前に木造住宅の工事し始めたころは、ほとんど釘、ビスが少々、接着剤は白い木工用ボンドか黄色いゴム系の接着剤だけでした。その後、電気工具が発達し長いビスが簡単に使用できるようになると釘は使われなくなり、同じころいろいろな種類の接着剤と両面テープも多種多様になり、たくさん使われるようになりました。

釘、ビスなどは工具さえあれば抜くことができますが、接着剤は簡単にはがれません。はがしたら下地もはがれてしまうかもしません。下地材は傷めないで、必ず接着層ではがれるような接着剤は現在はありません。接着剤を使用すれば解体しにくくなることは間違いありません。

最近の家のつくり方2⑩

接着剤の使用が増えた理由は施工が簡単だからです。釘やビスで固定するためには、釘やビスの止められるように厚みのある下地材が必要です。ある程度厚みのある下地材がないと釘やビスは使用できません。しかし、接着剤なら平滑な面さえあれば使用できます。

これからますます接着剤の使用は増えると思われますが、ますますリフォームしにくくなることは間違いありません。それに加え分別処理の費用も増すと思われます。


次回は、『最近の家の作り方2⑪~構造材と仕上げ材は分けて作らないと』です。

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専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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