オープン工法とクローズド工法⑪~新聞の記事から
前回に書いたように1950年に制定された壁量計算でも耐力壁以外の壁(下図参照)に強度があるとして考えていました。現在は準耐力壁(③参照)として計算していますが、もちろんその壁は床から建てたのではありません。②で書いた私の工務店で行っている梁や土台などの横架材に建てています。
つまり、③で書いたような耐力壁と同じように建てている壁であることが条件で、むしろ床の上から建てた壁では、地震などで家が揺すられると負担になるだけで、被害を小さくする方には働かないと考えられます。
地震で家が倒れるのは横揺れに耐えられないからです。地震で住宅を横から揺れるときに耐えるのは壁なのです。壁が多い家が倒れにくいことは間違いありません。ですから、たとえ耐力壁でなくても壁があるということは住宅の耐力にはプラスなのです。
次回は、『最近の家の作り方2⑥~床からの壁では補強できない』です。
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