Mybestpro Members

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

最近の家の作り方2⑤~「耐力壁以外の壁」でも耐力がある壁とは

鈴木敏広

鈴木敏広

テーマ:住宅の工法

前回に書いたように1950年に制定された壁量計算でも耐力壁以外の壁(下図参照)に強度があるとして考えていました。現在は準耐力壁(③参照)として計算していますが、もちろんその壁は床から建てたのではありません。②で書いた私の工務店で行っている梁や土台などの横架材に建てています。

最近の家のつくり方2⑤

つまり、③で書いたような耐力壁と同じように建てている壁であることが条件で、むしろ床の上から建てた壁では、地震などで家が揺すられると負担になるだけで、被害を小さくする方には働かないと考えられます。

地震で家が倒れるのは横揺れに耐えられないからです。地震で住宅を横から揺れるときに耐えるのは壁なのです。壁が多い家が倒れにくいことは間違いありません。ですから、たとえ耐力壁でなくても壁があるということは住宅の耐力にはプラスなのです。

次回は、『最近の家の作り方2⑥~床からの壁では補強できない』です。

YouTube公開しています。(https://www.youtube.com/channel/UCSOQJJSB9gBnpWeXIWnSacg)


---------1955年以来の信頼と実績---------------------------
      まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
-------------------------------------------------------------------------

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼